一歩踏み出させるデザイン

デザインで元気に

〇コンセプトに「人や会社を元気にする事」を掲げていますね。
いいデザインができるとその会社の中で「よしこれで行こう」って決まるじゃないですか。

そうすると皆やる気になるんですよ。

自分たちがいいって思ったものだから積極的に売り出そうとします。

「いいんだよ、いいんだよ、これ、かっこいいでしょ」って。

広告にしても「これいいねえ」ってなったらお勧め力が違うじゃないですか。

本当にいいと思って「これ、いいんだよ、使ってくださいよ」っていうのでは全然元気度が違いますよ。

で、結果、良い方向に傾けば、皆、元気になる。

そういうことです。

いいデザインは気づかれない

〇菅原さんが思うデザインって何でしょう?
気づかれないデザイン。

例えば車の操作を間違えるとかキーを閉じ込めちゃうとか。

あれ全部デザインのせいです。

キーを閉じ込めちゃうようなことを人間がするような仕組みを作っちゃうデザインがいけない。

人間が失敗するようなことはあってはいけないというか、全部デザインで解決できちゃう。

誰もが失敗しなくなって、でも裏ですごい考えている。

こういうことやったよっていっても誰も気づかない。

例えば、寄っかかったら落ちちゃう場所があったとして、そこに「危険」って貼るのはデザインじゃないんです。

そこに寄っかからないようにするのがデザイン。

一番よくないのは「危険」って書く。

機械のミスを人間のせいだと大体の人は思うんですけどデザインのせいです。

誰も迷わないし、誰もミスしない。

UIとかようやく言われていますけどあれがそういうことです。

だから機械がうまく使えなくても恥ずかしがることはないんです。

あれは作った人が悪い。

本質的なものをぶつける

〇望まれているものと違うデザインを出すこともあるのですか?
意地悪ですけど、ちょっとハードルを上げてあげる。

なんかちょっと上からですけど。

要は、デザインっていうものを装飾だと思っている人に、少し本質的なものをぶつけると、ガビーンってなるわけです。

ガビーンってなって、最初はちょっと受け入れ難いんですけど、そこを乗り越えてもらうと大きく変わるんです。

その会社にとっては、とても勇気がいる決断だったりするんですけど、その一歩を踏ませてあげるために、ちょっとずらしてあげたりするんです。

一歩越えてごらんと。

偉そうだー。偉そうな感じですけど。

スタイルにマイブームも

〇デザインのスタイルは変わるものですか。
そうですね。

自分の中にマイブームもありますしね。

去年行きついた真理は、結局、素直にデザインしよう。

自分に素直にデザインしてあげると「いいね」ってなります。

たぶん、また今年は変わると思います。

 

多摩デザイン事務所 代表 菅原竜介さん
http://tamadesigncompany.com/

浮世絵プチプチ「Tokyo Midtown Award 2015」デザイン部門準グランプリ受賞
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2015/design.html